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「単なる法令遵守」から「信頼される企業」へ。 『環境法令アップデート』出版記念フォーラム開催レポート

複雑化する環境法令に、企業はどう向き合うべきか。法令違反を防ぐだけでなく、企業や産業の「信頼」を支える環境コンプライアンスとは何か。

2026年7月28日、出版記念フォーラム『信頼される産業とは何か』を開催いたしました。当日は、会場に59名、オンラインでは37名、合わせて96名の皆様にご来場いただきました。行政・法曹・企業実務それぞれの立場から語られた、環境コンプライアンスの要点をお届けします。

 

フォーラムの問いかけ:「なぜ今、信頼される産業=環境法令遵守なのか?」

会場の様子

 

会の冒頭では、書籍『環境法令アップデート』に推薦文をお寄せいただいた小池百合子氏からの祝辞を代読いたしました。


小池百合子氏からのメッセージ(抜粋)

「日本全体の持続可能性が問われる中、脱炭素の推進、自然環境の保全、資源循環の確立をはじめとする施策の重要性は一層高まっています。皆様の取組が環境問題への理解を深める契機となり、環境に配慮した行動が広く社会に根付いていくことを期待しております」


 

続いて弊社代表の鈴木敦子より、「環境法令サポート」20年の歩みとともに、企業を取り巻く環境の変化についてお話ししました。

  • 一社の法令違反がサプライチェーン全体の信頼を揺るがす時代になり、以前に比べ信頼の基準が多様化している
  • 複雑化する環境法令と人材不足の中で現場の負担は大きくなっている

こうした環境変化の中で、法令や改正情報を「知る」だけでなく、誰が担当しても守るべきことを確実に守れる「仕組み」を持つことの重要性をお伝えしました。

代表 鈴木

 

【要点まとめ】行政・弁護士・現場コンサルタントが語る「環境リスクと今後の方向性」

第一部・第二部では、それぞれの立場から貴重な提言がなされました。

 

経済産業省 イノベーション・環境局長 菊川人吾氏

社会全体でどう環境を守るかの認識が大切

  • 新技術の法律つくるのに大きな時間がかかる。予見可能性を・環境法令を先取りして、「今から準備」を読み込んでいくことを期待!!
  • 中小企業へのナレッジ共有が社会全体の環境対応の鍵。

 

環境省 大臣官房審議官 飯田博文氏

バリューチェーン全体の視点を大切に、ビジネスチャンスをつかんで

  • 循環経済・脱炭素・ネイチャーポジティブなど政策トピックを解説。
  • 自社単体ではなく、地域やバリューチェーン全体を捉えた環境経営が求められる。

 

東京都環境局 環境改善部長 中島隆行氏

自治体独自の「上乗せ・横出し」規制への注意喚起と対応方法

  • 自治体ごとのルール理解不足による「届け出漏れ」が事業遅延を招く。
  • 立入検査はリスク防衛の機会。社内体制を整え自治体の支援制度も活用を。

 

高樹町法律事務所 弁護士 伊庭 裕太氏

違反時のレピュテーションリスクと事業継続への打撃

  • 頻繁な法改正と自治体条例への対応は困難だが、違反時は致命的な損失に。
  • M&Aや通常取引において「環境デューデリジェンス」(環境リスクを事前に調査・評価すること)の重要性が急増中。

 

弊社コンサルタント シニアコンサルタントリーダー 沼里 昭

現場で多く見られる課題とその対応方法

  • ずばり「廃棄物管理」。保管表示や委託先の許可証更新忘れなど、知らずに違反しているケースが多発。
  • 回避策:①体制の確立 ②最新情報の更新 ③専門家へのアクセス

 

【まとめ】環境コンプライアンスが「企業の信頼」を支える

行政、法曹、企業実務――それぞれの立場からの話に共通していたのは、環境コンプライアンスは、単に法令違反を防ぐためだけのものではないということです。

法令やその改正を正しく把握し、自社に必要なことを見極め、現場で実行する。そして、担当者が変わっても守るべきことを確実に守れる仕組みとして継承していく。

その積み重ねが、企業の信頼を支え、さらにはサプライチェーン、産業全体の信頼へとつながっていきます。

 

当社では、20年以上にわたり「環境法令サポート」を通じて、企業の環境法令対応を支援してきました。その中で蓄積してきた実務知見を体系化・凝縮したものが、今回出版した『環境法令アップデート』です。

「環境法令サポート」による法改正情報・順法管理の支援に加え、工場・事業所への専門家派遣による順法チェック、チェックシート構築、アドバイザリーサービスなど、企業それぞれの課題に応じた支援を行っています。

書籍『環境法令アップデート』および各サービスについて、詳しくはこちらをご覧ください。

https://kankyohourei.com/lp/book-release/

 

【アンケートより】実際にご参加いただいた皆様の声

・とても参考になりました。できれば、幹部等に聞かせたい内容。

・環境行政省より直接御講演をいただける滅多に無い機会で、内容も興味深かった。今後も関係省庁の法令変更の想いなどのお話を聞く機会とあれば嬉しい。

・御社のサービス全般が、中小規模の会社にとってはかゆいところに手が届くありがたい内容。私は現在監査役で、環境ガバナンスへの対応も重要と認識しており、参加してよかった。

・御社の取組姿勢をお伺いできたこと(変わらず、変化されていること)、また異なるお立場の、それぞれの取組・推進状況が分かりやすかった。

 

次の一歩へ:自社の環境管理体制を強化するために

・『環境法令アップデート』および環境法令サポートをはじめとする各種サービスについては、特設ページをご覧ください。
https://kankyohourei.com/lp/book-release/

・個別のご相談も承っております。
https://kankyohourei.com/contact/

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

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